デンヴァー大学デジタル・メディア研究助教授。デジタル・オーディオ、デジタル・メディア批評、デジタル・リサーチ論などを教える。19世紀末から20世紀にかけてのテクノロマンチシズムへと向かう文化的傾向や、当時の強力な文化的スペクタクルに関する論文でコロラド大学から博士号を受けた。
以来、マルチメディア作品、ネットワーク技術、メディア理論、文学批評、そしてドラッグ・カルチャーの歴史とが交わるところで生まれるデジタル詩学というものをまとめ上げようと試みている。その活動は、 Electronic Book Review, Stasis_Space, DJRabbi.com, The Communications of Tomorrow
labelなどで見ることができる。フィリップKディックの"Radio Free Albemuth" のためのサントラ音楽は、Sine Fiction labelから出ている。また、アルス・エレクトロニカ2002とバルセロナで2003年に行われた"Platoniq's Open Radio Festival"に出品された"Open Air Radiotopia"のような世界に向けたストリーミング作品も制作している。
デジタル・ビデオとしては、ランディル・パッカーが企画した米国アート&テクノロジー省の展覧会などに出品している他、マーク・アメリカとリック・シルヴァによる DJ Rabbiに参加し、「スペクタクルの社会(デジタル・リミックス)」を制作。また、2004年のパリ・ビエンナーレで発表された「SOS」ビデオは、ニューヨーク、ビルバオ、グラスゴー、ワイマール、アイントフォーフェン等々で上映されている。
デンヴァー現代美術館での電子音楽の催しを企画し、また、デンヴァーでの最初のデジタル・メディア・フェスティヴァルであるA:D:A:P:Tを2003年の春に立ち上げるなど、多彩な活動を展開している。
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