町田市立国際版画美術館は1995年5月、世界規模の コンピュータ・ネットワークであるインターネットの上に「美術館」を構築するという、新しい挑戦を始めました。それがこの、『アート・オン・ザ・ネット』展です。展覧会の広報や作品の応募は、インターネットを通じて行われます。そして、世界各地域の5人の審査員の方々がネット上で審査を行い、その結果もインターネットで公表する……という、新しい在り方の美術館です。1995年度のテーマは『カオスの時代』。この頃のインターネットの技術や通信状況を反映して、この年の募集は、300kb以内の静止画を対象として行われました。
この展覧会は、町田市立国際版画美術館の主催、(財)NHKエンジニアリングサービスの後援で開催されました。