「バフチーンは書いているが、『近代では、パロディの機能がせばまり、生産的ではなくなった。パロディは、弱々しくなり、近代文学ではパロディの場は、 とるにたらないものになった』。今日われわれは、人や物を見て一方的に笑う。 真面 目な言葉を嘲笑するのはいたるところで行なわれるが、パロディが 持っていたかつて の複雑さと強さの大半は、失われてしまった。」

(ゲリー・S・モーソン/カー リル・エマーソン『ミハイール・バフチーン』(スタンフォード大学出版局/ 1990) より

「アート・オン・ザ・ネット 2000」展は、「パロディ」というテーマのもと、20カ国からの応募を受け、2000年11月から公開されました。

この展覧会は、町田市立国際版画美術館並びにアート・オン・ザ・ネット展実行委員会の主催、(財)NHKエンジニアリングサービス、NHKエンタープライズ21、(財)画像情報教育振興協会、(財)新映 像産業推進センター、デジタルアーカイブ推進協議会、デジタルミュージアム推進協議会、(社)デジタルメディア協会の後援を得て開催されました。