スーザン・ヘイゼンは1992年以降、エルサレムにあるイスラエル・ミュージアムでニュー・メディア担当のキュレーターをつとめている。インターネット部門の責任者でもあり、展示室や外部での展示のための電子的アーキテクチャーを考案し、実現している。メディアとコミュニケーションでの修士と博士号は、ロンドン大学のゴールドスミス・カレッジのものだが、それは、現代のミュージアムにおける電子的なアーキテクチャーに焦点を当てたものだった。　ヘイゼンは、教育の分野、アート、そしてミュージアムにおけるニュー・メディアに関する著作を多数出版しており、国際会議にも定期的に出席している。2002年から2003年にかけて、ロンドン大学のゴールドスミス・カレッジの「メディア＆コミュニケーション」学部と「コンピューティング」学部の双方で外部講師をつとめ、ウェブ・デザイン、批判的な電子美術館論やディジタル・メディアを教授したが、そこで強調したのは文化的な理論と最新の実践との間の相互関係である。彼女は現在、イスラエル・ミュージアムで開催されるデジタル・アートを丁寧に説く展覧会を企画しているが、それは、美術館の構内すべてに当初からデジタルで制作された収蔵作品群を配置し、網羅的に紹介することを目指したものである（(http://www.imj.org.il)。