工学と自然科学、そしてアートというバックグラウンドを備えたネットワーカーであるホプキンズは、多くの国々の様々な状況において教育のノマド的な在り方を追求し続けている。80年代の後期、彼はコロラド大学の実験的映画作家であるスタン・ブラケィジの教えを受けた。ホプキンズ自身の教育は、大抵は『ネットワーキングと創造性』というタイトルのもと、ドイツ、スイス、デンマーク、オランダ、英国、アイスランド、フィンランド、ノルウェイ、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、ハンガリー、オーストリア、スェーデン、ロシア、そしてアメリカで連続して行われている。弁証法的な人々のつながりという広範で個人的なネットワーク、あるいはまったくの偶然の出会いにおいても、彼はある種の会話を決して欠かさない。非公式な教育/学習は、いつでもどこでも起こり得るからだ。この数年間、彼はドイツのベルリンやキール、カナダのウィニペグ、アメリカのニューヨーク、デンマークのコペンハーゲン、フィンランドのヘルシンキ、オランダのアムステルダム、フランスのストラスブール、オーストリアのリンツ、そしてラトビアのリガその他で、ネットワークを基礎としたストリーミングによるメディア・パフォーマンスのライブを行ってきた。ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)が開発されて数ヶ月後、つまりおよそ20年をさかのぼった頃からの彼のこれまでの創造的活動は、neoscenesというウェブ空間で再び見ることができるが、それらは言うなればおびただしい死肉のようなものだ。そんな屠殺場ですが、一巡りしていって下さい。
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審査員の紹介 |
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マーク・アメリカ |
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ジョン・ホプキンズ |
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トレイス・リデル |
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アン=マリー・シュライナー |
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箕輪裕 |
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